品質管理(食の安全・安心)
品質管理
万全な社内品質管理が食品製造業の原点です。
商品がお客様に支持されるためには、安全が大前提です。弊社では、製造工程での検査・チェック体制のほか、品質が均一で安全な商品を作るために、安全検査などの品質チェックを品質管理室でも同時に行っています。品質管理に必要な設備・装置を品質管理室に設置し、専門担当者が厳しい検査体制で、絶対の安全と品質を追求しています。さらに、安全なだけでなくおいしさを一定に保つため、当日生産される製品の味や食感を実際に食べて調べる官能検査も重要な検査の一つです。当社では、国際規格である「FSSC22000」の認証を2014年に取得しており、それに基づいた管理を行うことで、食の安全・安心の更なる向上を目指しております。
受入検査(原料・資材の検査)
小麦粉などの原料から、カップやフタ、袋などの資材まで規格に合っているかをチェックします。
スープ、かやくについても内容物、重量、包材などをチェックしています。
- 主な検査項目
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原材料関係:色、水分、灰分など
資材関係:印刷状態、包装状態、形状など
工程検査・製品検査
原料の配合割合や温度・時間などの製造条件の確認、出来上がった製品の包装状態や内容物の確認、官能検査を毎日行っています。
- 主な検査項目
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工程検査:温度・時間、油の酸価、水分など
製品検査:重量、内容物、賞味期限など
官能検査:味、色、におい、食感など
微生物検査
安全な食品を作るため、原料や製品の微生物検査を行っています。
- 主な検査項目
- 一般生菌数、大腸菌群、カビ・酵母など
栄養成分測定
商品の栄養成分表に表示している各項目について自社で測定することができます。
- 主な検査項目
- エネルギー(kcal)、たん白質、脂質、炭水化物、 ナトリウム
アレルゲン検査
アレルギー表示制度では、特定原材料8品目(えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳成分・落花生)に関して、加工食品への表示が義務付けられています。当社では、消費者への健康被害防止を目的に、全商品を対象に特定原材料が含まれているかどうかを確認しています。
- 主な検査項目
- えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳成分・落花生
工程管理
衛生的で安全な製品を作るため、工場の装置には様々な工夫が施されています。
食品は大変デリケートです。当社では工場に入場する際に多くの決まりごとを設け、工場の扉にも異物侵入防止のための工夫をしています。また、製造には万全を期していますが、ごくまれに不良品が出ることがあります。そうした商品がお客さまにわたらないよう、様々な検査工程が組み込まれています。さらに、当社では高度な排水処理施設を設けており、環境への配慮も万全です。
工場への入場について
入室する前に清潔な作業衣、帽子を着用します。作業衣を着用する際、異物混入の原因となる腕時計、指輪、ピアス等のアクセサリーはすべて外します。作業衣には、毛髪が作業衣の外に落ちないよう、様々な工夫がされています。また、工場に入場してからも、2時間に1回は衛生担当者が、各従業員の作業衣に対して粘着ローラー掛けを実施し、毛髪に対して厳重な対応をしています。
入場前までに行うこと
入室する前に清潔な作業衣、帽子を着用します。作業衣を着用する際、異物混入の原因となる腕時計、指輪、ピアス等のアクセサリーはすべて外します。作業衣を常に清潔に保つため、専門業者に毎日クリーニングをお願いしています。
姿鏡見の前で毛髪がはみ出していないかなど、服装チェックを行った後、バキュームクリーナーで毛髪やほこりを入念に取り除きます。
バキュームクリーナーの次に、粘着ローラーでさらに毛髪やほこりを入念に取り除きます。
清潔な手で工場に入場するため、石鹸液でしっかり手洗いを行います。洗った手は雑菌が付かないよう、ハンドドライヤーで乾かします。
さらに、高速ジェット風のエアーシャワールームに一定時間入り、作業衣についたほこりを吹き払います。
最後に粘着テープで靴の裏の汚れを取り除きます。 これら全ての工程を経て、ようやく工場に入ることができます。
製造工程
製麺工程
麺の生地を作る工程では、麺を裁断する直前に厚さの測定センサーを設け、生地が常に一定の厚さになるように監視しています。こうすることで、麺の厚さの違いによる湯戻し時間や食感への影響をなくします。
包装工程
包装の工程では、カップめんのふたをシールした後、上から圧力をかけてシールもれがないかどうかをチェックします。ここでカップの縁からかやくがはみ出している等の不良品がはねられます。
重量計測
重量計測で規定の重量と異なった製品がはじかれます。
金属検出機
金属検出機で万が一の金属の混入を検査します。
X線検査
X線検査でガラスや石等、金属検出機では発見できない異物を検査します。
目視検査
最後に、梱包直前の商品の目視検査を行います。
防虫対策
工場の扉には防虫用のカーテンや捕虫器を設置し、虫などが侵入しないよう工夫しています。防虫対策は専門の業者と契約し、その他にも様々な対策を行っています。
排水処理
工場の排水は高度な排水処理設備で浄化され、処理後の水を定期的に検査しています。